レジンキャストミルク

というわけで、まずは藤原祐先生の新作、レジンキャストミルク。前作のルナティックムーンがやたらお気に入りなので購入。
今回は現代学園物で、前作よりは若干明るい、とは作者談。
まぁ、一巻読んでみるに、こっちのほうが後々話は重くなりそうですが（笑
世界観、キャラ付け、伏線などはさすがの一言。キャラの台詞に対極的なものを混ぜて繰り返すのはこの作者の癖なのかな。
呪文で韻を踏むがごとく、読んでるこっちも否応なく盛り上がっていきます。
そこ、オタ臭いって言うな。
あと、今回は世界観・・・っつーか、設定がかなり複雑なため、かなり世界設定の説明が地の文や台詞に表れてます。
前作で例えるなら、既存種の羽化のときの説明のごとく（笑
んで、絵師は今回も椋本夏夜さん。キャラ設定の段階から作者と絵師とで交互に作業してたらしいので、
文章と絵が見事に引き立てあってます。なんだかんだ言いつつも、ラノベってやっぱり絵も重要なのでポイント高いですね。
読了後の感想は・・・、さすがにまだまずいかなぁ。とりあえず、ツンデレいいねとか言っておこう。


結論から言うと、とりあえずラノベに抵抗ない人は買い。
これが一冊目ですし、とりあえず読んでみるかー、って人にはハズレにはならない一冊だと思います。
あー、でも、ルナティックムーンから見るに、絶対に絶望的な展開も用意されそうではありますがー（笑